Category Archives: 映像作品

AVATAR

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はい,観てきました.

Avatar Official Movie Website | In Cinemas December 18

ストーリーに関しては,あまり意外性がなかったな,という印象.予想される展開がずーっと続いて,そのまま終わった感じでした.まあ,blockbuster映画のほとんどは同じなんですけど,前評判のせいで無意識のうちに期待してしまっていたのかもしれません.

映像は一言で言うと「前代未聞の密度」と言えると思います.正直言うと,巷で言われるほど革新的なものを感じたわけではありませんでしたが,物の量,動きの細かさ,視覚的な複雑さは物凄いものがありました.あのふざけた密度のジャングルとか,もうアリエナイ.今年のオスカーは決まりでしょう.

キャラクターもメチャメチャ良くできてましたね.合成もほぼ完璧.馴染ませるために実写の方をいじっているようなショットもありましたから,どこまで本物かもうわかりませんけどね.

今回はRealD方式の立体視で観たのですが,自分はやはり奥行き感がショット毎に変わりまくるのが苦手なようで,軽く酔ってしまいました.機会があれば通常版で観直してみたい感じ.IMAX3DとかDolby3Dだともっとマシなんでしょうかね?でも,焦点位置までの距離がスクリーンまでの距離に強制的に固定されるのは変わらないんじゃないかと思うんですが,どうなんでしょう.

以下ポインタです.

Weta Digital Avatar
ZBrushCentral – Avatar
Player CANAL+
YouTube – Avatar Human Hardware Featurette
映画「アバター」制作の舞台裏–リアルな視覚効果を生み出した2大スタジオの共同作業:スペシャルレポート – CNET Japan

boxofficeも快進撃中ですが,どこまで行くでしょうねー.James Cameronは自己記録を塗り替える事ができるでしょうか?

2012

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“2012″を観てきました.

2012 – Official Movie Site

Roland Emmerich監督作品で,彼の大好きなdisaster movieです.今までも色々と撮りましたが,今回はそりゃもう凄いレベルでdisaster.VFX好きな人は必ず観ましょう.まあ,正直ストーリー自体は寝てても解るような物でしたが,映像は必見です.

VFXはUncharted Territory,Imageworks,Scanline,Double Negative,Digital Domain等が製作していました.全般的にクオリティはとても高いのですが,やり過ぎな所が逆にリアリティを失わせている感じはします(これはこの作品に限った事ではないのですが).印象に残ったのはScanlineの津波,Double Negativeの爆発,DDの破壊,ですかね.エフェクトの種類がそれぞれ違いますが,どれも甲乙付け難い出来でした.

自分はUncharted Territoryというスタジオをこの作品で初めて聞いたのですが,どうやら一風変わった会社みたいです.

Uncharted Territory, LLC – Home

この会社はVFX請負スタジオではなく,作品のプロデュースから手がける会社で,VFXワーク「も」できます,というスタンスらしい.しかもアーティストや設備は,そのプロジェクト毎にビルドアップし,終わったら解散して設備も売却,という形をとるようです.全員project hireって事なんだろうか?ちょっと怖い感じもしますが,経営的には無駄がなくていいんでしょうねえ.

当然,腰を据えた開発などはせず,サードパーティー製のツールをかき集めて作業するみたいですね.ショットはとても良くできていました.彼らと同じツールは誰でも手に入れる事ができるわけで,使う人が使えばあのクオリティが出せるんですねー.道具はあくまで道具,という事を改めて感じます.

さて,この作品は自分も関わっていましたが,プロジェクトの初期に短期間だけだったので,クレジットはされていません.その代わり,と言ってはなんですが,来月のSIGGRAPH Asia 2009に,”2012″関連のSketchが通りました.これについては別エントリーで詳しく書きます.

最後にメイキングのリンクを… と思ったのですが,スギログさんの所にとても良くまとまっていましたので,それを拝借(笑).あと,DDのVFXについて詳しい記事を見つけたのでついでに.

スギログ(sugilog): 『2012』のメイキング情報まとめ
スギログ(sugilog): 『2012』のメイキング記事(新着)
CGSociety – 2012

日本でも来月公開なようですね.”I love VFX”な人は是非.

District 9

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“District 9″を観ました.

District 9 – Official Site

宣伝ではやたらとPeter Jacksonの名前が出てきますが,彼はプロデューサーで,監督はNeill Blomkampという人だそうです.

低予算映画とのことでしたが,いやいや,とても興味深い作品でした.「エイリアンが地球にやってくる」という手垢の付きまくったありがちな題材を,社会的なリアリティ(風味?)を以ってとても上手く仕立ててあります.

ただ… 虐殺シーンが多くて,観ていて少し気分が悪くなってしまいました.デートで観に行くのはあまりお勧めしません…

さて,Sci-Fi作品ですから,VFXショットは多いです.例に漏れず複数のスタジオが参加していますが,Peter Jackson絡みでメインスタジオはWetaかと思いきや,カナダのImage Engineという所が請け負ったそうです(Wetaも少しやってます).いわゆる業界大手ではないと思いますが,これがとても良くできてました.

作品自体がドキュメンタリー調に撮られているので,1ショット内でキャラクターが結構動くため,ショット内でライティング状態が大きく変化するものが多かったんですが,それが違和感なく作られていて感心しました.IBLはこういうシチュエーションに弱いはずですが,うまく解決されていました.優秀なアーティスト達の努力のおかげかもしれませんが.

fxguide – vfx tips and training – District 9
District 9: Bringing Back ’80s Sci-Fi | AWN | Animation World Network
Neill Blomkamp Talks District 9 | AWN | Animation World Network
CGSociety – District 9
CGSociety – Embassy on ‘District 9′

Sci-Fiの好きな方にはお勧めです.

Transformers: Revenge of the Fallen

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今更ですが,”Transformers: Revenge of the Fallen”について.

Transformers: Revenge of the Fallen | Official Movie Site & Trailer

日本でも公開になっていますから,観た人も多いと思いますが,まあ,映画作品としては前作同様な感じでしたね.映像がウリでストーリーは分かりやすく.深く考えずに楽しむ作品でした.

自分はIMAX版を観たのですが,あいにくスクリーンに近い席しか取れず,画面が広い上に動きの早い映像だらけで,酔いそうになってしまった(笑).IMAXにも向き不向きな映像がありますねー.

さて,ウリのCGですが,もう大変な事になってましたね.森での格闘シーンとか,合成は相当難しかっただろうと思うんですが,力技で乗り切ったんだろうか.

雑誌やネットで見るところ,ILM的にはギザのピラミッドの破壊なんかで使われた,大規模なrigid bodyシミュレーションが今回のhot topicみたいです.GPUを使った並列化と高速化とか.シミュレーションとか難しくてよく分からんのですが,並列化ってできるもんなんですね?素人考えだと,時間軸に沿って結果が伝播してくような計算って並列化するのは難しそうに思うんですが.賢い人がいるんですね.世の中には.

この作品はDigital Domainでもいくつかのシーケンスをやりました(残念ながら自分は参加していません).社内でhow to movieを見ましたが,AliceというDecepticonが,女性の姿から変身するショットが良くできてました.以下のリンクにも記事があるので参考にしてください.

….. >> VFXWorld / Feature Articles << …..
CGSociety – Transformers: Revenge of the Fallen
fxguide – vfx blog – Transformers Revenge of the Fallen

ちなみに,最後の終わり方からすると三作目もありそうです.

UP

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Pixarの新作,”UP”を観てきました.

UP : Official Site

いつも思うんですが,Pixarはトレイラーがイマイチじゃないですかね?トレイラーの印象よりもずっと面白かったです.「冒険活劇」という言葉がピッタリな作品でした.所々,宮崎駿作品を感じさせるショットがあって,ニヤリとさせられます.

Pixarの作品はスタイルが固まりつつありますから,ビジュアル面で驚くようなものは感じませんでしたが,無数の風船をシミュレーションするのは難しかっただろうと思います.ていうか,既存のツールじゃ無理じゃないか?

いつものようにオンラインで読める記事を少し.

Computer Graphics World – The Shape of Animation
Production Focus : UP – Pixar
Character Design | Artist Interviews

Pixarと言えば,カナダはVancouverに新しいスタジオを作る予定だとか.feature filmはやらないみたいですけど,Vancouverはとてもいい所だし,就労ビザも取りやすいのでいいかも.

Pixar to open Vancouver studio

ちなみにアメリカのH1B,不況のせいで今年は余ってるそうです.