little things of mine

from los angeles, california

Category: 仕事

dependency graph-based aggregate asset

Pixarがアセット管理の方法に関する特許を出願したそうです. Macsimum News – Pixar files patent for ‘dependency graph-based aggregate asset’ apparatus サラッと読んだ感じだと,非常に基礎的な感じがして,実際のパイプラインにどうやって組み込まれているのかが良く分かりませんでした.まあ,特許っていうのはそういう物かもしれませんね. でも,データベースでバージョン管理をしているスタジオは,だいたいどこでも似たような事をやっているのではないかなあ.最終的な絵がどのアセットを使って作られたかを知る事が出来ると,色んな場面で役に立ちます. まあ,Pixarの事ですから,何か他と違う特徴があるのかも.

バッドノウハウ

とても共感できる話です. バッドノウハウと「奥が深い症候群」 著者はNamazu,Migemo等で有名な高林哲さん.ご存知の方もおられるでしょう. 我々の仕事の半分以上は,このバッドノウハウを駆使する事だと言っても過言ではありません.真に感覚や頭脳を使う作業などは全体の一部です.そして経験上,制作のパイプラインが大きくなればなるほど,バッドノウハウの割合は増して行くように思います. そして,このバッドノウハウをどれだけ知っているか,それをどれだけ嫌がらずにやれるかという実に面白く無い部分を,”work experience”,つまり「実務経験」という言葉で置き換えて能力の一部とみなしています. もちろんバッドノウハウを全く持っていないのも困りますし,「とりあえず動かす」事が必要な場合も多々あります.ただ,これらの多くは本来取り除く事が出来る物であり,それを妨げているのは大きくなり過ぎたシステムのせいである事が多いのです. 技術的には出来る事が,歴史的な経緯やその他ad hocな修正のために出来なかったりすると非常にフラストレーションを覚えますが,これは一つの事に関わる人間の数が増えて来るとどうしても回避できない事なのだろうと思います. 人が増えるとミスの発生確率が増え,サポートしなければならない最低基準がどんどん下がって行きます.そしてそれを穴埋めするための修正がなされますが,それらは本来予想された修正ではないのでそれに起因して別の問題が起こります.そしてそれを穴埋めするために… キリがありません. こうして気づくと,もう再構築が不可能な程に肥大したパイプラインになってしまうのです. 大きなプロジェクトを動かすためには人が必要です.それは紛れも無い事実ですが,そこに自分が関わる事になった場合,果たして心からエキサイトできるかどうかはまた別の話だと思います. 皆さんはどちらが好きですか?

"xargs -n 1"

何かと便利な”xargs”コマンド. findとか大量なファイルを一度にmv,rmするとかそういう時に使う事が多いと思いますが,このコマンドに”-n”というオプションがある事に今日気づきました. これは,xargsに続くコマンドに最大いくつの引数を渡すかを指定するオプションで,”-n 1″とすると,渡された引数リストを一つずつ個別に実行するという意味になります. つまり, > ls file1 file2 file3 file4 である時,”ls | xargs echo”だと, echo file1 file2 file3 file4 が実行されますが,”ls | xargs -n 1 echo”だと, echo file1 echo file2 echo file3 echo file4 が実行される事になります.これはスバラシイ! 何かと大量なファイルを処理する事が多いこの仕事,便利に使えるシチュエーションはとてもたくさんあります. 今までforeachとか使ってたのが馬鹿みたいだ…

難しい職種

こちらでアニメーションを勉強している友人が,とある大手スタジオ(imageworksではありません)でのinternに決まったそうです.とてもめでたい. 自分は昔からがんばっている友人をずっと見てきたので,なんとも感慨深い気持ちになってしまいました. 学生の制作スタジオでのinternは,業界での経験を積む第一歩なのですが,毎年星の数ほど居る学生の中からinternを受けられる人はそれ程多くありません. この業界で働いていて良く感じる事の一つに,人を雇う時の判断基準として,その人の業界での経験を非常に重要視する事があります.能力が高そうに見える人でも,業界での経験が全く無いと雇用されるのはなかなか難しい. 更に,映像制作の職種に於いてanimatorという職は,恐らく日本人が一番なり辛いものだと思います.事実,こちらで働く知り合いの中でanimatorをやっている人は,この友人を除けば一人しか知りません. 日本には,静止画を凄く上手に作れる人は沢山居るのだと思いますが,それを動かす事に関しては欧米の方が裾野が広いと感じます.友人も言っていましたが,やはりセルアニメーションと3DCGのアニメーションは学ぶべき理論が違うのでしょう. そんな茨の道をかいくぐった友人ですが,これから4ヶ月のintern中,自分の能力を発揮できるようがんばって欲しいと思います.

MONSTER HOUSE Trailer

現在仕事で製作中の映画,”MONSTER HOUSE”の予告編が公開になりました. Apple – Trailers – MONSTER HOUSE 評価の程は皆さんに委ねる事にして(笑). このtrailerはなぜか色が少しおかしいです.ポスプロでのミスらしく,数日中に修正版に差し替えられるとの事. 本編はまだまだ制作中です.来年の春くらいまでかな.