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M-36の修理 – 2

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気を取り直して,一昨日の続きです.

渡米して一年半くらいたった頃,ギターのネックに沿って付いているポジションマークが,レールごと剥がれてきてしまいました.最初は端が少し浮いている程度だったので騙し騙し使っていたのですが,そのうち5フレット目くらいまで剥がれてしまい,さすがに修理に出さなくてはならなくなりました.

幸いMartinのサイトにはauthorized repairのリストがあったので,その中から近いお店を選び,修理を頼みに行ったら,そこは基本的には修理のお店では無くて,guitar shop,つまりギターを一本ずつ手作りをする職人さんの居る工房だったのです.修理は製作の合間に時々受ける程度だ,と言っていましたが,技術が確かなので安心して預ける事ができました.

アメリカで良く感じる事のひとつに,お店や会社によってサービスの質に非常に幅がある,という事があります.車の修理や銀行の窓口など,何でもそうなのですが,運が悪く質の良くないところに当たってしまうと,信じられないくらい酷い事があるので,全く評判も聞かずにそのサービスを受けるのは,殆ど賭けです.今回の自分の場合は運が良かったと言えます.

さて,そのguitar shopで修理を依頼し,ついでにオーバーホールもお願いして,メデタシメデタシ… だとあんまり面白い話でもないんですが,実はこのguitar shopに,マツダミチヒロさんという日本人の方がいらっしゃいました.自分はその時存じ上げなかったのですが,その世界ではかなり有名な方だったのです.以下はミチヒロさんを紹介しているサイトです.

The Luthier’s Collection – Meet Your Builders

彼は同じshopで制作をしてはいるものの,Martinのauthorized repairではなく,現在はひたすら自分の作品を制作していると仰っていました.これがきっかけで,その後何度か一緒に食事をさせて頂きましたが,とても気さくな方で,色々と興味深いお話を聞かせて頂きました.

現在,二年くらいのバックオーダーを抱えているとの事でしたが,いつか彼に制作を頼めたらいいなあと思っています.M-36に不満がある訳じゃないのですが,これも何かの縁でしょうからね.

M-36の修理 – 1

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趣味のひとつに,ギターがあります.

高校三年生の頃に始めたのでもう十年以上になりますが,あまり新しい事を練習しないので,全然上達しません(笑).

弾くのは主に70’sのアメリカンフォークや日本のフォーク,あとはguitar instrumentalなどで,フィンガースタイルが好きです.好きなアーティストもそっち寄りです.

所有しているギターは今は一台だけ,MartinのM-36というギターで,ボディは小さめで指弾きのしやすい形をしていますが,OOOシリーズよりは深さがあり,もう少し中低音が大きく出ます.一時期プロダクトラインから姿を消していましたが,現在は製品名を変え,OOOO-36と言う名前で売られているようです.

自分は大学生の頃にバイトして購入し,ずっとこれを使っているのですが,とても気に入っているので,あまり他のギターに目移りする事はありません.当然渡米する時も手荷物で持ってきました.

さすがに十年も使っていると部分的に傷んできて,一度修理に出した事があるのですが,それがきっかけで思いがけない出来事がありました.明日,続きを書きたいと思います.