iray
by ますお
発表されましたね.
mental images: Integrated iray® rendering
少し前に会社でデモをしてもらったのですが,技術としてはなかなか興味深い物でした.特徴を挙げるとすれば:
- フルにGPUで動くpure raytracer
- レンダリングサーバと表示マシンはどこにあってもOK
- ウェブブラウザからも起動できる
- ほぼリニアにスケール
ただ,今のところかなりプリミティブな物のようで,製作に使えるような代物ではなさそうでした.例えば:
- カスタムシェーダーが使えない(付属の数種類のみ)
- テクスチャはすべてGPU側でon memoryでなければならない
- no motion blur
あと,要求されるレベルのグラフィクスカードがあればサーバなしでも動くそうですが,$2000クラスの物が必要なんだとか.作業マシン全部に入れるには厳しい値段だし,それなら同じ金額でマシンをもう一台買いたいところです.
まあ,mental imagesが管理しているmentalrayライセンスの中で,entertainment業界が占める割合はかなり低いようですから,irayが即戦力になる市場もそれなりにあるんだと思います.建築業界なんかモロですよね.
GPUレンダラ関連は,まだうちらには早いかなー.
MR の CAD,建築用に対するエンタメ界に占める割合はたしかに低いです.(言っていいのかわからないので詳細な数字は伏せておきますが)
iray の機能と、それが GPU で高速化される機能は、MI 社の技術力とビジネスターゲットを考えると、妥当な感じですかねー.
ちなにに我々が今作っている某レンダラはエンタメがターゲットなので、カスタムシェーダもテクスチャもレイトレも全部 GPU(or アクセラレータ)で高速化されます.
モーションブラーももちろんできます :-)
問題は GPU レンダラになるとレンダラのビジネスモデルや、制作のパイプラインが変わるので、それをどううまく設計するかですかね.
デモでは数字も見せてました.エンタメ率の低さはすごいですよね(笑).
某レンダラ,期待できますねー.でも,製作用マシンのグラフィクスボードってあんまり速い奴じゃないんですよね.古いし.
大丈夫でしょうか?
> デモでは数字も見せてました.エンタメ率の低さはすごいですよね(笑).
Autodesk も、エンタメ率は低いですねー.
逆になんで Autodesk も MR も、そんなに CADや建築でのシェアが大きいのか不思議です :-)
> でも,製作用マシンのグラフィクスボードってあんまり速い奴じゃないんですよね.古いし.
> 大丈夫でしょうか?
さすがに我々の某レンダラは、Fermi レベルのものを使わないと効果がないです…
じつは、我々が GPU に対応するとなると、最初にねらうのはますおさんのようなスタジオであったり、クライアント制作マシン側に GPU を入れて高速化させる、ではないんですよねー.
ビジネスモデルが違うっていうのはそーゆーことです.
ま、いろいろ考えていますんで期待していてくださいませ.