iray

Filed under Computer Graphics

発表されましたね.

mental images: Integrated iray® rendering

少し前に会社でデモをしてもらったのですが,技術としてはなかなか興味深い物でした.特徴を挙げるとすれば:

- フルにGPUで動くpure raytracer
- レンダリングサーバと表示マシンはどこにあってもOK
- ウェブブラウザからも起動できる
- ほぼリニアにスケール

ただ,今のところかなりプリミティブな物のようで,製作に使えるような代物ではなさそうでした.例えば:

- カスタムシェーダーが使えない(付属の数種類のみ)
- テクスチャはすべてGPU側でon memoryでなければならない
- no motion blur

あと,要求されるレベルのグラフィクスカードがあればサーバなしでも動くそうですが,$2000クラスの物が必要なんだとか.作業マシン全部に入れるには厳しい値段だし,それなら同じ金額でマシンをもう一台買いたいところです.

まあ,mental imagesが管理しているmentalrayライセンスの中で,entertainment業界が占める割合はかなり低いようですから,irayが即戦力になる市場もそれなりにあるんだと思います.建築業界なんかモロですよね.

GPUレンダラ関連は,まだうちらには早いかなー.

3 Comments

  1. syoyo
    Posted Oct 3, 2009 at 4:39 am | Permalink

    MR の CAD,建築用に対するエンタメ界に占める割合はたしかに低いです.(言っていいのかわからないので詳細な数字は伏せておきますが)

    iray の機能と、それが GPU で高速化される機能は、MI 社の技術力とビジネスターゲットを考えると、妥当な感じですかねー.

    ちなにに我々が今作っている某レンダラはエンタメがターゲットなので、カスタムシェーダもテクスチャもレイトレも全部 GPU(or アクセラレータ)で高速化されます.
    モーションブラーももちろんできます :-)

    問題は GPU レンダラになるとレンダラのビジネスモデルや、制作のパイプラインが変わるので、それをどううまく設計するかですかね.

  2. ますお
    Posted Oct 3, 2009 at 12:04 pm | Permalink

    デモでは数字も見せてました.エンタメ率の低さはすごいですよね(笑).
    某レンダラ,期待できますねー.でも,製作用マシンのグラフィクスボードってあんまり速い奴じゃないんですよね.古いし.
    大丈夫でしょうか?

  3. syoyo
    Posted Oct 4, 2009 at 1:31 am | Permalink

    > デモでは数字も見せてました.エンタメ率の低さはすごいですよね(笑).

    Autodesk も、エンタメ率は低いですねー.
    逆になんで Autodesk も MR も、そんなに CADや建築でのシェアが大きいのか不思議です :-)

    > でも,製作用マシンのグラフィクスボードってあんまり速い奴じゃないんですよね.古いし.
    > 大丈夫でしょうか?

    さすがに我々の某レンダラは、Fermi レベルのものを使わないと効果がないです…

    じつは、我々が GPU に対応するとなると、最初にねらうのはますおさんのようなスタジオであったり、クライアント制作マシン側に GPU を入れて高速化させる、ではないんですよねー.

    ビジネスモデルが違うっていうのはそーゆーことです.

    ま、いろいろ考えていますんで期待していてくださいませ.

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