little things of mine

from los angeles, california

Month: October, 2006

Making of Nissan “Cougar” & “Croco”

同僚から送られて来た作品を紹介. イギリスで放送されている日産自動車のTVコマーシャルで,製作はフランスのMikrosというスタジオです. Mikros Image : Nissan ‘Cougar’ Mikros Image : Nissan ‘Croco’ この映像そのものは良くある感じのコマーシャルなのですが,以下にあるメイキング映像がとても良くまとまっているので,ファイルサイズが200MBと大きいですが,是非見て欲しいと思います.これはこの作品でCG Effect Supervisorを勤めたBenoit Hollという人の個人サイトみたいです.この人が同僚の知り合いらしい. ポイントは,compositeのstep-by-stepです.使われるパス(レイヤー)と,手順の多さを見て下さい.コマ送りにすると分かりやすいかも. Ben gallery 車やキャラクターのレンダリングにはIBLが使われているようですが,見て分かるように,どうしてもそのままでは実写に馴染みません.これを馴染ませるために,非常に多くの手順を踏んで最終的な絵になって行くのが良く分かります. パスの数も,この動画から分かるだけでも,キャラクター,背景の追加オブジェクト,カラーコレクション用のマスク,shadowパス,dustやdebrisなどのエフェクトとそのマスク,ambient occulusionパス,motion blur用のmotion vectorパス,z-depthパスなどがあります.キャラクターのパスはまた細かく分けられていると思うので,一枚の絵を作るだけでもかなりの数になります. これらをまとめ上げるcompositeという作業は大変ですが,それに見合うだけの面白さがあると,自分は思います. 余談ですが,アメリカでも車のCMはVFXが贅沢に使われた物が多く,そのかなりの数がDigital Domainによって製作されています. ..:: DIGITAL DOMAIN ::..

PLANETES

“PLANETES”(プラネテス)というアニメ作品を観ました. PLANETES Web – プラネテス公式ホームページ 自分はこの作品の事を全く知らなかったのですが,友人に勧められ,半ば強制的にDVDで観賞.以前,NHK BS-2で放送されていた物だそうで,製作はサンライズです.幸村誠という方の漫画が原作ですが,随分内容が違うとの事. 感想は,とても面白かったです. ジャンルとしてはよくある近未来SFモノ,になるのでしょうけど,舞台設定やストーリーが,現実にあり得そう,起こりそうな感じの創作度で,あまり現実離れし過ぎていないせいか,素直にメッセージが伝わってきました. 物語では,今後更に進むであろう宇宙開発において,直面する(もうしてる?)であろう問題を提起もしているのですが,そのリアルさ故に,この作品がNHKで放送されていたのも納得できます.描写が学術的に正しいかどうかはさておき,普段は考えない事柄に気を留めるきっかけにしたかったのだと思います.それが何なのかは,作品を観てもらうとしましょう. さて,先に書いたように,製作はサンライズです.サンライズらしいデザインとアニメーションを久しぶりに観ましたが,絵からするとかなりの作業がデジタルになっているようですね.着色がデジタルだとセルとの違いがはっきりと分かりますが,これは好みが分かれるんじゃないかな.後処理でセルっぽくする事はできると思いますが. あと,音楽が良かったです.なんか不思議な感じの音を上手く使っていたのですが,Wikipediaによると和楽器らしい. プラネテス – Wikipedia CGももちろん使われていますが,使い方が上手で,不自然さはありませんでした.テレビ放送としての構成が見えてしまう部分もありましたが,久しぶりに上質なアニメ作品を観たなあという感じです. しかしこれ,ハリウッド映画になってしまいそうな予感…