Who Killed the Electric Car?

by ますお

“Who Killed the Electric Car?”を観ました.

Sony Pictures Classics Presents : Who Killed the Electric Car?

最近公開されたドキュメンタリー映画で,1996年にGeneral Motorsから発売されたEV1という電気自動車が,市場から突如姿を消した過程と原因を探る内容です.

この映画によると,EV1はその性能の高さやスタイリッシュな外観もあって,発売されてからバックオーダーを抱える程の人気で,チャージステーションなどのインフラも整いつつあり,今後のメインストリームになって行くと思われていたものの,GMはその数年後に生産及び研究開発そのものを完全に中止し,販売分のEV1をリコールとして回収してスクラップにしたのだそうです.

映画の中にも登場するEV1 Clubのホームページにはその写真が公開されています.

EV1 Club Home Page

単純に思い付く原因は石油会社及びそれらと癒着した政府ですが,この作品の興味深い所はそれに留まらず,GM社やその時代の技術的基板,また消費者自身にまでスポットを当てて考察している点です.正直言うと話が難しくて半分くらいしか理解できなかったのですが,結論はこれらの要素が複雑に絡まって起こった事件であった,との事でした.

ハイブリッド自動車が何かと話題になる近頃ですが,10年も前に電気自動車が実プロダクトとして発売されていたとは知りませんでした.しかもあのGMからです.この,GMから,というのがひとつの原因となってしまったらしく,EV1があまりに革新的過ぎたが故に,その他にたくさんの製品を供給しているGMが自分の首を締めるような事に繋がったらしい.

今回,自分は会社のスクリーニングで観たのですが,Sony Pictures繋がりでしょうか,この作品の監督と,作品中に度々登場し,上記ページにも写真があるChelsea Sextonという女性(EV Specialistだとか)が上映の後にスピーチを行いました.その中で触れられたこの車がイカしてるので紹介.

Tesla Motors

非常に挑戦的な外観で性能も素晴らしいのですが,これはハイブリッドではなく完全な電気自動車です.数週間前に発売になったばかりで,既に初回分は既に売り切れ.一度のチャージで250 mileの走行が可能だそうですが,これだとLAからSFまでは走れません.こんな距離を走る事は滅多に無いでしょうが,長距離はまだガソリンが必要ですね.もしくはハイブリッド.

トヨタのプリウスも今後,より電気自動車寄りな仕様になり,自宅でバッテリーの充電が出来るようになるそうです.

液体水素燃料電池と電気,どちらが次世代の動力となるか楽しみですが,現在までの所は電気が優勢な感じですね.