little things of mine

from los angeles, california

Month: July, 2006

fly to Boston

今日からBostonへ行きます.今年は会期中フルに滞在予定. 昔の同僚や友人達と会えるのが楽しみですが,このブログを御覧戴いている方にはお会いできるでしょうか? siggraphと言えば,あのAshikhminがこんな事を言い出してしまったようですね.自分はアカデミックな研究とは無縁なのですが,もし彼の言う通りなら少し残念です.まあ,研究者ならsiggraphが全てと思っている人は少ないのではないかと思いますが. Michael Ashikhmin Home Page

half

皆さんご存知のOpenEXRですが,ちょっとしたきっかけでソースを読みました. OpenEXR 興味深いのは,OpenEXRでは画像を16-bit floatとして扱っている部分です.え?16-bit integerじゃないの?32-bit CPUでどうやって計算すんの?そもそも16-bit floatってどんなビット並び? ドキュメントによると,OpenEXRでの16-bit floatは,符号に1ビット,指数部に5ビット,仮数部に10ビットとなっています.もちろんこんな型は現在の一般的な32-bit CPUでは規定されていません. では,OpenEXRはどうしているのかというと,これこそがOpenEXRの「キモ」なのですが,C++のクラスとして”half”という型を定義し,演算子をオーバーロードする事で演算を可能にしています.演算その物は32-bit floatに変換してから行われるのですが,この変換は前もって作られたテーブルをルックアップする事で高速に処理できるようになっています. なるほど,16-bitという事は,表現できるビット並びは僅か65536個です.これくらいなら全部をテーブルにしておいても全く問題ありません.素晴らしいアイディアです. また,同じようなテクニックが,画像全体に演算が必要な場合にも用いられています.与えられた関数で65536回(全てのビットパターン)の演算を先に行い,テーブルを作っておくことによって実際の画像に適応する時はテーブルルックアップで済ませるわけです.65536というのは256×256ですから,これよりも大きなデータを処理する場合は確実に速くなり,大抵はRGBかRGBAチャンネルを持つ画像ですから,更に効率が良くなります. これ,下手すると32-bit floatな画像を普通に処理するよりも速いんじゃないですかねえ. さて,こんなに高度なトリックを駆使したOpenEXRですが,なぜもっとシンプルに32-bit floatを使わないのでしょうか?ILMは社内で使うHDRI画像フォーマットに,32-bit floatではなく16-bit floatを採用しました.その理由として,OpenEXRのサイトで次のように書いています. 32-bit floating-point TIFF is often overkill for visual effects work. 32-bit FP TIFF provides more than sufficient precision and dynamic range for VFX images, but it comes at the cost of storage, both on disk and [...]

Pirates of the Caribbean: Dead Man’s Chest

“Pirates of the Caribbean: Dead Man’s Chest”を観てきました. Pirates of the Caribbean: Dead Man’s Chest — The Official Website 自分は前の作品を見ていないので,ちょっとストーリーに不明な所が多く,楽しさが半減でした.やっぱり続き物はちゃんと前のを観てから行かないとダメだなあ. それにしてもJohnny Deppは凄い人気です.彼の演じるCaptain Jackが最初に出てくるシーンで,奇声を上げて興奮してる女の人が何人かいました. さて,この映画のVFXのメインスタジオはILMですが,もうね,あのタコ親父(Davy Jonesと言うらしい),スゲーです.有り得ない. メディアの記事を鵜呑みにするなら,あのタコ親父とその仲間たちはフルCGらしいんですが,もう全然わかんない.ああいうクリーチャーって大抵顔とか体の動きが作り物っぽいので分かるんですけどねえ.いやはや. ILMのILMたる所以を見せられた気がします.

MONSTER HOUSE

一般公開はまだですが,スクリーニングで観て来ました. Sony Pictures – Monster House 自分はもう2年も関わってきて客観的には見られなくなっていると思いますから,作品について何かを書くのはやめます. まあ,とにかくちゃんと終わって良かったです.クレジットも無事貰えたし. 同僚の皆さん,お疲れ様でした.

Superman Returns

“Superman Returns”を観てきました. Superman Returns 面白かったです.ただ,もう昔のSupermanは覚えていなかったので微妙に話が繋がらない箇所があり,友人の解説が必要でした.もう20年以上も前の映画ですからねえ.まさに”Returns”です. Superman (1978) Superman II (1980) Superman III (1983) 今回の監督は”X-Men”のBryan Singerです.映画としては楽しめましたが,なんとなくSupermanの映画っぽくはないかも,と感じました.テイストが”X-Men”に良く似ています. さて,この映画のvertual human(CG Superman)はImageworksが,その他のVFXの大部分をRhythm & Huesが担当しています.この作品はプリプロダクションの段階で色々といざこざがあり,監督が五回も代わったりしてかなり無駄な出費をしたらしく,実際のプロダクションの予算があまり残らず,スケジュールもかなりタイトだったようですが,それでもVFXを担当した両社は頑張っていたと思います. 同僚も何人か関わっていて,良いクレジットを貰って喜んでいました.結構大変そうでしたから,報われて良かったと思います. 日本での公開は8月だそうです. スーパーマン リターンズ