The Sence Of Wonder

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Rachel Carsonの「センス・オブ・ワンダー」を読みました.

センス・オブ・ワンダー
センス・オブ・ワンダー

「センス・オブ・ワンダー」という言葉を聴いた事がある方は多いと思います.この言葉が広く知られるようになったのは恐らくこの本に拠る所が大きいのでは無いかと思いますが,この本自体は60ページ程で,内容も穏やかなエッセイです.ふと妻の本棚で発見したので読んでみました.

英語で綴ると”sence of wonder”,本書の訳語を借りれば,「神秘さや不思議さに目を見はる感性」の事です.そして恐らくはそういう出来事に気づく感性,それに興味を持つ好奇心の事でもあると思います.

著者のRachel Carsonは,姪の息子と大自然で時間を過ごした事により,この感覚を再発見したと書いています.そして,この感覚を思い出し,いつまでも持っていようと.

情報が非常に短時間でブロードキャストされるようになり,インターネットという膨大な知識の宝庫に即時アクセスの可能な環境にいる我々には,問題と回答が同時に与えられ,評価も即物的になりがちだと思います.また,都市部に住む人々には常に大自然に触れられる生活を手に入れる事は簡単ではありません.

しかし,sence of wonderはそのような環境に左右される物ではなく,我々のような生活環境においても育んで行ける物であると思います.何かを与えられるまで待つのではなく,自分から探してみる事,答えを見る前に試してみる事,結果について考察してみる事,そして何よりも「何か感想を持つ」事です.答えを知って納得してしまい,何も感じないのは詰まらないです.

幸い,自分の周りにはこのような感性を持った人がたくさんいます.こういう人達と居ると,好奇心が刺激され,話が変な方向へ飛躍してしまう事もしばしばですが,それはまた別の興味の対象になります.

Rachel Carsonはこの著書が遺作となったそうですが,さて,自分も死ぬまでsence of wonderをもち続けたいものです.

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